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    ――SDGsをビジネスにつなげて未来を変える

サステナブルな社会への貢献を目指して
――SDGsをビジネスにつなげて未来を変える

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2020年09月30日

2020年6月、ウエニ貿易の取り扱いブランドに新しい仲間が加わりました。その名も『Mizu(ミズ)』。日本語の「水」に由来した、アメリカ・カリフォルニア発のステンレスボトルブランドです。創業者であるユシ・オクサネン氏は、フィンランド代表として冬季五輪で金メダルを獲得するなど、バックカントリースノーボーダーとして活躍。活動を通じ、使い捨てペットボトルが環境に与える悪影響を目の当たりにしてきた経験から、2008年に同ブランドを立ち上げた経緯があります。日本における『Mizu』のマーケティング、PRを担う鈴木さんに、同ブランドを取り扱うにいたった理由、その真意を聞きました。

目次

「1% FOR THE PLANET」への取り組みに共感

─ 『Mizu』は予想を上回る売上を記録し、現在は入荷待ちの状態が続いているとのことですが、同ブランドに注目した経緯、理由とは何だったのでしょうか?

世の中的にも「SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」という言葉が浸透してきましたが、当社もこの開発目標をいかに本業に取り入れていくか議論を重ねてきました。なかでも環境問題が深刻化していることは社内の共通認識でしたし、個人的にも「使い捨て」に起因するプラスチックごみの増大や、マイクロプラスチックによる海洋汚染が気になっていました。特にペットボトルは「水筒」で代用できることは容易に想像できましたし、市場調査をしてみても「水筒」市場は拡大傾向にある有望な商材でした。でも、これを自社で一からつくるとなると大変だなと思いながらリサーチを進めていくなかで出会ったのが『Mizu』でした。目を引いたのが「1% FOR THE PLANET」への取り組み。これは企業に対し「売上の1%を環境保護活動に寄付するよう呼びかけを行う世界的な企業同盟」なのですが、『Mizu』もこの団体に加盟し、さまざまな組織に寄付を行っていました。私はもともと「当社もCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)というものを見直し、いっそう力を入れていく必要がある」と考えてきただけに、同社の取り組みにとても共感したことが『Mizu』に注目した一番の理由でもあります。

─ Mizu社に対しては、どのようにアプローチしていったのですか?

実はすでに他社さんが日本における総販売代理店契約を結んでいたのですが、国内での認知度は今ひとつでした。これは他社さんの責任というよりも、そもそもブランドの方向性が日本市場にマッチしていないことが理由だと私は考えました。ブランドの創設者が象徴するように、『Mizu』はスノボ、スケボー、サーフィンといった、いわゆる「横ノリ系」スポーツブランドとして世界展開されていました。しかし、欧米に比べて日本の「横ノリ系」スポーツ人口は少なく、本国と同じ展開のままでは売上が期待できない反面、製品のポテンシャルは高いというのが、営業担当と私の一致した見解でもありました。そこで私たちは恐れ多くも同社に対し、レディース寄りの「リブランディングプラン」を提案したんです。もっともブランドホルダーの立場からすれば、「君たちは私たちのブランドを理解しているのかね?」「失礼にもほどがある!」と言われても不思議ではないですよね? 少なくとも私だったら、そう思うかも(笑)。でも、私たちは大真面目でしたし、真剣でした。

人気女性タレントを起用したリブランディングプラン

─ たしかに同社の事業方針に異を唱えるような提案内容のようにも聞こえます。

ですよね(笑)。でも、私たちとしてはブランドコンセプトを否定するつもりはありませんでしたし、企業姿勢には大いに賛同していること、製品についても現行のラインアップは十分に魅力的であることをしっかりとお伝えしました。そのうえで強調したのは、日本においては女性の方が環境に対する意識は高く、女性が使っているのを目にすることで、パートナーである男性の意識も変えていけるということでした。なかでも私たちがフォーカスしたのが、働く女性たち。彼女たちは時代の変化に敏感であるだけでなく、自分で発信する力を持っている、有力なインフルエンサーになりうる存在であることが理由でした。そこで日本国内においては、働く女性たちの支持も厚く、憧れの対象にもなっている女性タレントを広告のモデルに起用し、製品については女性にも使いやすいスリムでポップなカラーリングのアイテムを前面に押し出すことで、従来のブランドイメージの刷新を図るプランに仕立て、提案しました。幸い先方も、私たちのプランに大いに理解を示してくださいました。そして実際に当社が販売を手がけるようになって以降は、ユーザーの多くが女性、それも20〜30代の働く女性が中心となったこと。売上も予想をはるかに上回り、わずか2ヶ月足らずで当初の在庫が尽きたこと。インフルエンサーマーケティングを採用することでヒットを生み出すことができたことなど、私にとってもいろいろと手応えを感じられるプロジェクトとなりました。

─ 取り扱う商品が同じであっても、売り方ひとつで売上というのは大きく変わるものなんですね。

そこが私たちの仕事の面白さであり醍醐味なのだと、私も再認識することができました。特に当社においては、良くも悪くも業務領域に留まらないパフォーマンスが求められています。現に『Mizu』に関しても実質、営業担当と私の2人で取り組んできましたから、市場調査にはじまり、販売戦略の立案や広報・PR活動、そして営業にいたるまで、2人でビジネスの全体像を絶えず俯瞰、確認しながら、協力して進めてきました。当初は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて思うような営業活動ができなかったこともあり、私も営業担当と一緒に店舗への飛び込み営業を行うことで、バイヤーの方々とコンタクトを取っていきました。印象的だったのは、実際にバイヤーの方々のお話をうかがってみると、製品を買いつける際にはスペックのみならず、「その素材はどうやってつくられているのか」「その製品をつくることが環境汚染につながっていないか」など、製品のバックグラウンドまでしっかりチェックされていることでした。環境に対する意識改革は、私が想像していた以上に進んでいることを実感できたことは収穫でした。

『Mizu』をSDGsにからむ自社のビジネスモデルに

─ 「収穫」とは、どういうことですか?

「エコは売れる」「SDGsはビジネスになる」ことを確認できた、ということです。従来のCSRがそうであるように、「公共の利益に資する活動」などと言われると、どこかストイックな響きを感じますよね? でも、私はCSRにしてもSDGsにしても、もっと経済活動に結びつけて良いと思っていますし、利益の追求がモチベーションとなれば、それが社会や未来をより良い方向へと変える大きな原動力になると考えています。事実、『Mizu』による利益の追求はプラスチックごみを減らすことにつながりますし、利益が増えれば「1% FOR THE PLANET」を通じてより多額の寄付を環境保護活動に対して行うことができます。つまり、公共の利益と自社の利益というのは必ずしも反目するものではなく、むしろその両方を追求することこそが、これからのビジネスには重要だと思うのです。

─ うかがっていると、何やらいろいろとアイデア、構想をお持ちのようですね?

バレちゃいましたか(笑)。まずは自社のCSRの一環として経営層の了承を取り付け、全社員に『Mizu』のステンレスボトルを配布する予定です。これにより社内のペットボトルの使用を減らす一方、お客様先にも携行してもらうことで話題づくりに役立ててもらい、ウエニ貿易の「サステナブル」に対する意識を高めていきたいと考えています。そのうえで、お客様との話題づくりを通じて、異業種とのコラボやジャパンオリジナルの実現へと発展したら面白いと思っていますし、女性に人気のヨガやフィットネス系のグッズ、ウエアなどを派生させることができれば、新しいファン層も開拓できるのではないかなど、まだまだアイデアベースではありますが、私のイメージも膨らんでいます。そしてもう一つ、『Mizu』に対しては個人的にも大きな期待を寄せていることがあります。

「キッチン雑貨」という新しい事業領域への挑戦

─ 「大きな期待」とは、いったい何でしょうか?

それは『Mizu』を「キッチン雑貨」という当社にとってはじめての商材カテゴリー、新しい分野を開拓していくための布石、足がかりにしていきたいということです。時計、コスメ、服飾雑貨、EC、そして健康食品と、ウエニ貿易は着実に事業領域を拡大してきましたが、今後は『Mizu』を通じて獲得した新規お得意先との接点を活かし、「キッチン雑貨」領域を切り拓いていけたらと考えています。折しもコロナ禍によりテレワークが急速に普及していますが、今後、在宅勤務が進んで自宅で過ごす時間が増えれば、当然のことながら「キッチン雑貨」に対するニーズも多様化、拡大化することが想像されます。これは当社にとってもビジネスチャンスであり、またそうしたニーズに対応していくことは、女性の社会進出をサポートしていくことにもつながるはずと、同じ女性として考えています。

─ それもまた、SDGsを本業に取り入れていくことの一例になる、と。

その通りです。現時点で『Mizu』を通じて見えてきているのは「キッチン雑貨」という領域ですが、私としては従来の事業領域にとらわれることなく、今後も『Mizu』のようなブランド、ビジネスモデルを着実に増やしていきたいと考えています。そうすることで法人として、そして個人としても、「持続可能な社会」や「多様性と包摂性のある社会」の実現に貢献できるような仕事をしていけたらと、そう思っています。

鈴木(SUZUKI)
2015年新卒入社/マーケティング&PRチーフプランナー

商品企画やブランドの立ち上げといった仕事がしたい、年齢や経験に関係なくチャレンジできる環境で働きたいと考え、ウエニ貿易に入社。最初の配属は本人曰く「想定外のブランドPR」だったが、業務を通じて「訴求力の高い商品=売れる商品」を見極める目を養う。そして現在は『Mizu』がそうであるように、ブランディングやプロモーションを自ら企画、実行し、商品が売れるまでの一連のプロセス、仕組みづくりに取り組んでいる。

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