恵まれたマーケットではないからこそ面白い
――大阪支店 服飾雑貨事業部編

確実に売れると約束されたものを売ることほど楽なことはありません。一方で、商品をどうやって売るかを試行錯誤して、購入いただくことで売上につなげる。これこそが営業職の醍醐味と言えるのではないでしょうか。競争が激しいマーケットだからこそ感じられる売ることの面白さについて大阪支店営業の町垣さんが話してくれました。
目次
若手も活躍できる社風
─入社の経緯について教えてください。
前職でも営業をしていました。1年間海外留学して帰国した後、貿易会社や商社で働きたいと考えていたところ、ウエニ貿易に出会いました。タイミング良かったですね。面接では私より3歳年上の方が面接官をされていたので、若手でも活躍できる社風という印象でした。
─現在は西日本エリアの担当を任されているとお聞きしました。
服飾雑貨事業部で全国展開する量販店の法人営業をしていますが、今年は西日本エリアの担当として、大阪から沖縄までのエリアも任されています。基本的にはクライアントの本部の担当と連携を取りながら、進めています。店舗も担当しているのですが、本部との商談は店舗単位での商談とは異なり、エリアだと売上の規模が大きくなるので、責任は大きいですね。
売れるものだけを仕入れる販売は100%ない。
─どのような商材を扱うのですか?
服飾雑貨事業部は、バッグや財布、アクセサリー、カラーコンタクトと他の事業部と比べて扱う商品のジャンルが広いのが特徴です。ジャンルごとに売れる時期も異なります。たとえば11月、12月はブランド品が良く売れる時期です。そこに合わせて販売戦略を考えるのが私たちの役割。ブランドのアクセサリーを販売するのであれば、ポップを作ったり、ディスプレイを考えたり。商品を演出することで、売上につなげています。
─ちなみにどんな商材でもうまく並べられますか?
ディスプレイに正解はないですが、見た目が綺麗で甲乙つけがたいディスプレイがあったとしたら、売上が上がった方が正解、といったところでしょうか。その辺りの感覚は日々勉強です。他社さんの陳列も参考にしていますし、服飾雑貨以外の商品、化粧品や電化製品など異なる商材も見て学んでいますね。服飾雑貨はとにかく競争が激しい分野です。時間をかけてディスプレイしても、次に来たときは、別の商品や他社さんのディスプレイに変わっていることもあるくらい。それでもどうやったらエンドユーザーに購入してもらえるか、考えて陳列したり提案したりできることが面白いですね。1日中店舗にいることもあるので、もはや半分は店舗の販売員です(笑)
─恵まれたマーケットではないとお聞きしたのですが。
私たちが扱うのは、ウエニ貿易だけが売ることができる商品ではありません。また、商品力だけで売れるものを扱っているわけでもありません。売れるものだけを仕入れて販売するといった流れは100%ないですから。そういう意味では、恵まれた市場ではないと言えるでしょう。だからこそ、どうやったら売れるかを自分で考えて実行できる面白さがあると思っています。取引先から依頼されたものだけを提供する営業にはない、プラスアルファを提供できる営業です。お客様にとっても嬉しいですよね、このプラスアルファは。あと、繁忙期にはあちこちの店舗から声がかかります。売り場を変えたいから来てくれないかって。頼りにされているという点では嬉しいのですが、言われていることを全てこなすやり方では体がいくつあっても足りません。限られた時間の中で効率的に進めるためには、どの担当者と話をするのが良いかなど、戦略的に動けることもこの仕事の醍醐味でしょうね。
─ 他事業部との連携もあるとか。
はい、大阪支店は事業部の垣根を超えて情報交換しやすいと思います。激しい競争で勝ち抜くためにもスピードが大切。そのスピードを高めるには情報が必要です。時計事業部とは分野が近く、バイヤーが同じこともあるので、お互いの情報を共有することで、いち早く戦略を考えて打ち出すことができます。基本的には事業部ごとに縦割りで動くことが多いのですが、大阪支店は横の連携が取りやすいので、情報を回すスピードが早い分、売上につながりやすいところはあるかもしれません。
─なるほど。今後取り組んでみたいことはありますか?
ジャンルの垣根を超えて、新しい商品を扱ってみたいですね。最近ではアパレルの企画に挑戦したところです。私が担当する法人は、ブランド品や電化製品、雑貨などバラエティに富んだ商品を実店舗で販売する量販店です。さまざまな商品を扱うことができたらと思います。
熱い想いを大阪から発信
─ところで若手の育成に力を入れてらっしゃるそうですね。
そうですね。若手社員が前向きに働ける環境にしたいなという想いがあって。私自身は根性論で乗り切る、みたいな営業を経験してきました(笑)。しかし、今は違います。若手の声に耳を傾けながら同じ目線で一つひとつ課題をクリアすることを大切にしています。売上をつくるためのプロセスを一緒に辿って経験を積めば自信になると思うので。
─「耳を傾ける」ですね。
営業は皆が個々に店舗を回っている状況です。ともすればお互いの情報が入ってこない状態になり、孤独感も生まれやすいと思います。定期的にフォローを入れることで、一人で思い悩むことがないよう、若手社員がアウトプットできる機会を作っています。
─最後に大阪支店からメッセージをどうぞ!
コロナ禍の今、あらゆるところで"これまでのやり方"が通用しなくなりました。しかし見方を変えれば、どこでも誰でも企画できたり、事業部の枠を超えてコラボしたりと"新しいやり方"にチャレンジできるタイミングでもあります。どれもウエニ貿易だからこそ実現する。そう信じています。そんな熱い想いをここ大阪支店から届けられたらと思います。大阪、燃えてます!!!

カーディーラー、不動産仲介会社の営業を経験後、1年間海外へ留学。帰国後、海外商品を扱いたい想いからウエニ貿易へ入社。大阪支店服飾雑貨事業部の営業を務める傍らで、西日本エリア担当を任される。